WAR CRY -鬨の声- ━2004年━


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2004年9月、「SOLO-ist」の新作公演を2日間行った。選んだ場所は三軒茶屋にあるキャパシティー200名のホール、シアタートラム。弦楽四重奏団を率いる渡辺剛君と深町さん、そして剣術パフォーマンスの松木史雄さんをゲストに迎え日本人の美意識や死生観がテーマだった。 ”WAR CRY -鬨の声- ” というタイトルで、僕はまさにこの作品で "鬨の声" をあげたと感じていた。チケットは売り切れ、僕がここ数年悶々と考えていた "自分の作品" は予想以上の出来となった。特に剛君と深町さんが素晴らしく、剛君は僕のリクエストの「バルトーク弦楽四重奏曲 第4番 第5楽章」の弦カルとドラムの共演をリードしてくれた。深町さんはこのパフォーマンスのもう1人の主役であるオブジェアーティスト 田中真聡が作ったランダムにエスニックベルを叩くオブジェと有機的なセッションをした。

公演の夜、僕はこの3人をグループにすることを決めた。そしてこの公演のために書いた「WAR CRY -鬨の声-」は、 後にThe WILL のアルバムの1曲目に入ることになる。

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