堀越彰 オフィシャルサイト

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堀越 彰 ユニット

 石の楽器 サヌカイト SANUKITE

1000万年の時を超えて今に響く宝石の音


2018年1月と2月、中谷美紀×井上芳雄出演、デヴィッド・ルヴォー演出で東京と大阪にて上演された舞台『黒蜥蜴』。その劇中音楽を生で演奏する機会を得ました。この劇中の「宝石の音」として、香川県のイズミ石材さんから数種類の サヌカイト(讃岐岩)をお借りし使用させて戴きました。硬質で美しく澄み切ったその音は会場全体に響き渡りました。
以下は『黒蜥蜴』公演にてお配りしたサヌカイトのフライヤーと、そこに掲載されたサヌカイトの説明文です。
フライヤー画像をクリックするとPDFが表示されます。

《サヌカイトとは》
五色台上の「四国のみち」などを歩いていると、表面に虫が食ったような岩石を見かけることがある。この岩石こそが古くから「カンカン石」と呼ばれ、讃岐の人々に親しまれてきたサヌカイト(讃岐岩)である。固いもので叩くと高く澄んだ音がすることでカンカン石とも呼ばれるサヌカイトは安山岩の一種で、今から約1000万年前の瀬戸内海地域の火山活動によって出来たものと考えられている。世界中で香川県の五色台周辺や大阪府と奈良県にまたがる二上山地域ほか数カ所でしか産出が知られていない、とても珍しい岩石である。サヌカイトは、赤土の中に埋もれていたり、沢沿いに転がっていたりすることが多い。表面は風化によって白っぽくなっているが、割ると内部がどれも真っ黒で、割れ口はナイフのように鋭く、紙や木の葉であれば簡単に切ることが出来る。サヌカイトに触るときは、うっかり手を切らないように気をつけなければならない。

お問合せ:
  株式会社イズミ石材
  香川県坂出市府中町本村下所5332-6
  電話:0877-48-3093
  URL :https://itp.ne.jp/info/371234345400000899/