Photo:YO-RI MORI

1234(当日・公演前)5(公演)


 

まずは、たくさんの皆様にご来場いただき ありがとうございました。
そして、会場まで足を運んでいただきながら チケット完売によりご入場いただけなかった皆様、大変申しわけありませんでした。

ほぼ1年前から企画してきた「SOLO-ist」シアタートラム公演を終えて、改めてこのパフォーマンスが堀越彰を最も堀越彰らしく表現できる場であることを確信しています。

僕としてはもはや何も語ることはありませんが、絶大なる信頼を寄せているスタッフ、素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれた共演者の方々、そして会場にいらしていただいた皆様とともにつくった2日間を存分に楽しむことができたと思っています。

常々、僕が作品を創るときに「新たな可能性を秘めているものを・・・」と思っています。「世界中の何処にもないものを・・・」というこだわりもあります。願わくば、今回のパフォーマンスにその片鱗でも感じることができたら嬉しく思います。

それでは、僕の友人でもある3人のカメラマンが撮ったもう一夜の「SOLO-ist」をどうぞご覧ください。 堀越 彰


「少し大きな服を着る」

疲れていた。だけど前を向き続けていられた。アトリエにへばりついていた時間の全てをステージに乗せてみた。その時間があっという間にギュッと濃縮されてはふわっと蒸発していった。「もう一度」とも思ったりもしたが、「もっと」という想いの方が強かった。劇場空間のそこかしこに幾つもの自分の視点を持ちたいと願った。文字通りに客観的に客席で観ていたかった。でももしかしたらかえって落ちついては楽しめなかったかも知れない。 手応えは確かに有ったはずだ。しかし期待通りの確信と予想外の発見、さらには見逃していた問題、それぞれが綯い交ぜになって落ちつきどころのいまだに見つからない感触になっていることも確かだ。

この夏の暑さというよりは公演準備のためにいささか痩せたのでジーンズがゆるくなっていた。逆に言えば身が締まったのだが、その喜ばしさと引き替えに?頭の中には随分と色々なモノが蓄積されその重さに耐えるべく首や肩に辛い思いを覚えている。とにかくこれからは少しずつゆっくりとそのひとつひとつを反芻してみる。この体にもっとたくさんの想いを詰め込めるようにしたい。今回の収穫をきちんと消化しもう一回り太い体幹に育つようにと、今までよりも少し大きな服を着てみようと思う。

公演にご来場いただきました方々やゲストの皆様、スタッフの面々に筆舌に尽くしがたい感謝の意をここに表します。またの機会にも宜しくお願いいたします。田中真聡

Photo:TAKAO Sakai


Photo:TAKAO Sakai
Photo:Ozawa Hideyuki Photo:TAKAO Sakai
Photo:Ozawa Hideyuki
Photo:Ozawa Hideyuki Photo:Ozawa Hideyuki
Photo:YO-RI MORI
Photo:Ozawa Hideyuki


1234(当日・公演前)5(公演)

Copyright(c) 2005 Akira Horikoshi. All Rights Reserved.
お問い合わせは info-horikoshi@mx1.ttcn.ne.jp まで。