1234(当日・公演前)5(公演)

  「SOLO-ist」は ヴィンセント・ギャロの映画のように鋭さと哀しみに満ち
          「ストンプ」のように 痛快なパフォーマンス

             新感覚のモダンアート 戦慄のモノオペラ
                           ダンサーか――  詩人か――

                          堀越 彰 ここに鬨の声を挙げる


「SOLO-ist」は、
打楽器奏者堀越 彰とオブジェ・アーティスト田中真聡の2人を基本としたプロジェクトである。このパフォーマンスは単なる演奏会でなく「時空間の演出」と考えられている。ドラムを初めとするさまざまな打楽器群を一種のインスタレーションとして、演奏する姿をボディパフォーマンスとしてとらえ、同時に、独創的な動く彫刻群を光と影を用いた伴奏楽器とみなしている。


  鳥の羽を有した動くオブジェは オーケストラを操る指揮者のように優雅な動きで空間を奏でる
    2枚のガラスが滑るように重なりあうオブジェは 湖面に広がる波紋をイメージさせる
   鏡の葉を付けた3機のオブジェは
     風に揺れる木の葉のように動き 照明効果によって光の雨を降らせる

   そこに 空間を切り裂くように舞い 躍動するドラミングが加わる
    ショパンを叩き ラフマニノフを奏でる その無駄のない動きは 
     音の中で自由に流れ「感性」を頼りにその瞬間に反応し 音楽を超えていく


一般的なドラム演奏は、得てしてメインな存在ではないと認識されている。それゆえに、ドラム奏者を前面に立てたコンサートというのは非常に困難で常識外と思われるかもしれない。しかし、それは堀越彰の表現力あるプレイと、時空間の演出を用いた「SOLO-ist」のような試みではドラマチックに展開し得るのだと改められるであろう。また、堀越彰は叩くことを通して東洋人の美意識を表現しようとしている。能楽の荘厳な響きと間、ガムランの鮮麗なる色彩感、インド古典音楽の幾多にも絡み合うリズムの綾。アジア人としての誇りは「SOLO-ist」のもう1つのテーマである。これまでも、ジャンルや国、文化の違いにとらわれることなく、このプランに共鳴する表現者とのコラボレーションをしてきた。それをさらに展開させるため、新しい時代性と普遍性の両方にベクトルを持ち、活動を続けている。

 

 堀越彰 Drums & Percussion
 田中真聡 Object & Installation

《GUEST》
 深町純 Piano & Keyboad
 渡辺剛 弦楽四重奏団
   渡辺剛 1st Violin
   杉野裕 2nd Violin
   渡辺一雄 Viola
   大沢真人 Cello

企画・構成・演出/ 堀越彰
空間演出・美術装置造形/ 田中真聡

舞台監督/ 平山正仁 (アラセーヌ)
音響/ 水江英俊 (SEPT・1)
照明/ 土門一成 (Stage Side)
制作/ 久保卓也 (1/4 watt)
写真/ 酒井高夫
協力/
 パパ・タラフマラ カノウプス
 渡部晋也 (ア−ツポット)
 西荻WENZスタジオ ジャムライス
主催:Office Play-Ground
後援:財団法人全国税理士共栄会文化財団
堀越彰 Akira Horikoshi ( Drums & Percussion )

東京生まれ。海老沢一博氏、村上"ポンタ"秀一氏に師事。日舞家の父の影響から、日本の伝統音楽を敬愛する。ジャズドラムを基軸にしながらも、邦楽や民俗音楽など古今東西の要素と自由に組み合わせ、ジャンルを超えたプレイスタイルを展開。多様なセッションを通じてきた現在、プレイアクションを必然性の上でのボディパフォーマンスととらえ、空間演出とアジア人としての音の表現探求にテーマを持ったプロジェクトに着手。薩摩琵琶や尺八、笛、能管など日本の伝統的な楽器と組んだ「東方異聞」、動くオブジェで打楽器群を囲み空間演出をするパフォーマンス「SOLO-ist」を主催。(2002年 マカオ・フリンジフェスティバルに参加)これまでに山下洋輔ニュートリオ、山下洋輔デュオ・プラス、伊藤多喜雄 & Takio Band、夏木マリ、パパ・タラフマラ「マクベス」、「ブエノスアイレス・ネオタンゴ」「タンゴ・ヴォルビエンド」ジャパンツアー、舘形比呂一「ソロプレイ 2001-2002」、舘形比呂一 佐々木大「オルフェウスの告白」、岡本喜八監督 山下洋輔音楽の映画「助太刀屋助六」等に参加する。Official Web Site http://www1.ttcn.ne.jp/~play-ground/

田中真聡 Masato Tanaka ( kinetic object artist )

横浜生まれ。東京芸術大学大学院構成デザイン修了。デザインとアートの両フィールドをボーダレスに往来しながら展覧会、ディスプレイ、ステージアート等を幅広く手掛ける。機構学的な造形要素と自然界のゆらぎのリズムを独自な手法で組み合わせて、動きのイメージに比重をおいたオブジェ作品の制作をオリジナル活動の柱としている。五感を通じて人の好奇心を喚起し、リラクゼーションを誘発する空気感の演出をメインテーマとして「視線の遊び場」を提案しながら、ジャンルにとらわれない多様な展開を国内外ともに広げている。近年の活動としてはアジア圏での活動も多く、過去4回( 香港・中国・マカオ・シンガポール)の個展での延べ動員は1万人を大きく超える。また、パフォーマンス・カンパニー/パパ・タラフマラでの美術・オブジェを担当するなど、そのユニークな表現内容をもとにダンスパフォーマーやミュージシャンとのコラボレーションにも新たなスタンスを確立しつつ、多彩なネットワークを構築中。この「SOLO-ist」のパフォーマンスに用いるインストゥルメンタル群を Gravity ensemble と名付ける。

  2004年
9月24日(金) 19時30分開場 20時開演
  25日(土) 17時30分開場 18時開演
 シアタートラム
    東急田園都市線三軒茶屋駅5分・世田谷線三軒茶屋駅となり
    世田谷区太子堂4-1-1 03-5432-1526
料金:前売 \ 4,000 当日 \ 4,500
チケット取扱:
  キョードー東京
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03-3498-9999
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