SOLO-ist 「 Truth 」 #08
2006年6月23日(金)19:30、24日(土)14:30、18:30start
於: シアタートラム
< GUEST >
伊集院史朗 フラメンコダンサー
深町純 Piano & Keyboad
渡辺剛 Violin




 ■プログラム
  ハバネラが聞こえる - 愛 -
それはこの時代 どんな意味を持つのだろう
Scene 1 「歪んだ時代」
  擦れ違う交渉 身勝手な正義 愚かなる対立・・・ そこに対話はない
世界は均衡を失っている 力が力をねじ伏せる
そして力は新たなる狂気を生んだ 記憶 慟哭 決意 復讐
強者は命を捨てて戦う弱者がいることを知ることとなる

 1  擦れ違う交渉 身勝手な正義 (Akira Horikoshi & Shirou Ijyuin)
 2  歪んだ時代 -Timpani solo- (Akira Horikoshi)
 3  Gloomy Parade -哀しみのパレード- (Akira Horikoshi)
  「予感」
  O Domine(Josquin Desprez) -ファンファーレ-
Scene2 「新たなる狂気」
  兵士は何のために命をかけるのか
やがて時計が狂い出す
時代という激流は 一方向に動き出し 全てを呑み込んでゆく
理不尽な規則と強制
人々は運命を嘆き しかし確実に闘いに突き進んでゆく
自らの正義を信じ それを楯として

 1  春の祭典 -Drum solo- (Igor Strawinsky)
 2  Escualo (Astor Piazzolla)
 3  運命 -Violin solo- (Tsuyoshi Watanabe)
 4  The Bolero(Akira Horikoshi)
  「祈りの鐘」
 

闘いは たとえそれが正義であったとしても
多くの悲しみを生み 実った大地を荒野と化す
不毛な男たちの戯れ それは生まれ変わるための必然か
傷ついた心はむき出しのまま風に晒される
そして祈りを捧げる 真実とは何かを探すために

Scene3 「真実」
 

天上から降り注ぐ光の中 自らの中に眠る真実と向き合う
憎しみ 諍い 悲しみの遥か彼方には
許し 喜び 愛が満ちている
私たちは そこにたどり着くことが出来るだろうか

1  Truth (Akira Horikoshi)




SOLO-ist 「 WAR CRY ―鬨の声―」 #07
2004年9月24日(金)20:00、25日(土)18:00 start
於: シアタートラム
< GUEST >
深町純 Piano & Keyboad
渡辺剛 弦楽四重奏団
渡辺剛 1st Violin 杉野裕 2nd Violin
渡辺一雄 Viola 大沢真人 Cello
松木史雄 剣舞




 ■プログラム
Openning Vocalise (Rachmaninoff)         <弦楽四重奏>
  CONSEPT
人は「記憶」と共に生きている。心の中に膨大な「記憶」という資料を眠らせている。

窓から差し込む眩しい陽射し、真夏の夜の月と影、野原を駆け回る子供の声。
草の匂い、出会いや別れの思い出、誰もが持っている記憶。
たとえ経験がなかったとしても、まるで自分がしてきたかのように思い描ける風景や感情。
例えば、1人の侍が 自らの運命を覚悟し 敵に向かう時の思い。
もちろんこれは想像の世界だ。しかし、その思いをリアルに自分のものとして想像できたとき、
それは記憶かもしれないと 僕は思う。

Scene 1 「Pride 誇り」
チベット仏教の荘厳な響きが生を語り、激しく打ち鳴らされる鐘の乱打音が死を予感させる。テーマは「PRIDE」。それはASIANとしての誇り。
  1 Sand Mandara (Philip Glass)
2 Premonition -予感- (Akira Horikoshi)       <大太鼓>
3 バルトーク弦楽四重奏曲 第4番 第5楽章 (Bartok) <弦楽四重奏 & Dr>
  The Sword Dance    作品37 -無伴奏合唱によるミサ- (Rachmaninoff)
刀は何も迷わず、ただ斬ることのみに存在する。しかし、それを扱う人間は死を恐れ、決断に迷い、運命を嘆き、自らを疑う。剣術はそれらを振り払い、刀と一体になるための儀式のようなもの。揺れ動く人の心と迷わず輝く真剣の対比を表現する。
Scene2 「The Previous Night of The War 闘い前夜」
  1 Prerucucion Interna  (Akira Horikoshi)  <el Vil Key & Dr>
2 Sing Sing Sing (Louis Prima)           <el Vil Key & Dr>
3 WAR CRY -鬨の声- (Akira Horikoshi) <el Vil Key & Dr>
  The Objects playing with a pianist (Jun Fukamachi / Bell) <エスニック・ベル & Pf>
安らぎ、開放、静寂、一瞬の不安、野に咲く花のように、水たまりに集う小鳥のように戦場とは縁のないものに焦点を当てる。やがてそれは蹴散らされてしまうことも知らずに・・・。
Scene3 「Perish in Battle 戦場に散る」
   1 A Will -遺言-  (Akira Horikoshi)

 花、桜の花の美しさは 日本人の美学と共通する。

 たたずまいは派手さを誇らず、風雅と知性に満ちあふれ、
 風に吹かれるまま 散り行く覚悟がある。

 その散り際の 艶やかで、何と美しいことか。
 儚く、何と潔いことか。

 志しは 大地に深く根を張り、揺るぐことはない。

 これこそ、日本人の心である。

 2 Instinct -本能- 儚くも散らす命の花びら (Akira Horikoshi / Fumio Matuki) <Dance & Drums>

 その時がやって来る。二人は向き合い、愛しあうかのように見つめ合う。二人は美しくも悲しい闘いを始める。それぞれの思いを舞い、歌う。これ以上ない速さで、触れあい、また離れてゆく。決して追い掛けず、ただひたすら自らの極限と闘う。予定調和を遥かに超えた本能的な決断の中でのみあり得る共存。考える間もなく感じあう。二人は本当に愛しあったのかも知れない。肉体は儚くも崩れ、
微かな吐息だけが響く。そこには勝者はなく、敗者の美学だけが浮き彫りになる。
 朽ち果ててゆくものの美しさ。やがて確実に消えてゆく命の儚さ。抜け殻となったその肉体は、優しく抱かれ永久へ導かれて行く。

 3 Tears of Mother - Vocalise (Rachmaninoff)      <Voice Vil & Key>

 遥か遠くから聴こえる女の声。闘いに興じる男達に哀しむ母の歌声か・・・。
 天上から落ちる水は哀しみの涙。それは波紋を写し出し男達を包む。

 4 Memory of・・・(Akira Horikoshi / Arr Masahiro Sugaya) <弦楽四重奏 Pf & Dr>

 誰もが持っている記憶の断片。




■オブジェ名・コンセプト紹介
  ・風を数えて歩く 1996 (ランダムなメトロノーム)
 --- この風の端は昨日と明日のどちらにつながっているのか。
  ・星のまたたく音をつなぎ合わせて  1991  (蓮の花)
 --- 何かを見つめるように耳を澄ましてみた。瞬きの音の合間に何か聴こえた。
  ・WIND DRINKER  2001 (白い2枚羽根)
 --- 少しずつ思い出しながら昨日の話の続きをしませんか?
  ・風の栞   1999  (背の高い緑色の二等辺三角形)
 --- いつかまた戻ってきた時のために残しておく幾つかのこと。
  ・風影  1993 *ロビー展示 (黒い1枚羽根)
 --- 追いかけることよりもむしろ待つことについて・・・
  ・風をまるめて 2004 (エスニックベル演奏装置)
 --- ポケットの中が少しふくらんできた。手に執るとすぐにこぼれてしまった。
  ・風の尾 2004 (色違いの3枚羽根)
 --- 無くさないようにと引き出しに入れたまま忘れていた・・・
  ・"Surfaces"  2004  (水の装置)
 --- 幾重もの時間の層の底から染みだして、そして溶け合っていく・・・
  ・"attractive calls" 2004 (サウンドホース)
 --- 立ち止まるといつもどこかで呼ぶ声がする。
  ・"Air sword" 2004 (大きな二枚刃)
 --- 時も風も同じ様に流れていく。少しだけでも切り取ることは出来ないだろうか。




SOLO-ist 「Romanticism」#06
2003年9月4日(木) 於:西荻WENZスタジオ
< GUEST >
渡辺 剛(Violin)
四家卯大(Cello)


都会の喧噪の中にみる現代のロマン それは幻想に過ぎないのか・・・
大切なものを失い 自分を見つめ直した時 人は孤高の存在になれる  




 ■プログラム
Scene 1 「Nocturne 夜想曲」   ---現実と幻想 そして孤独---
  現実と幻想、正義と悪の混乱、自由という孤独、限りを知らない欲望とそれでも満たされない心。
追い付くのも難しい速さで日々繰り返される都会の喧噪の中、
「現代のロマンティシズム」とは何か、考えた。
  1 Nocturn 1 第11番 ト短調  (Chopin)
2 Solo
3 Nocturn 2 第11番 ト短調  (Chopin)
Scene 2 「Rhapsody 狂詩曲」  ---都会の兵士達---
  5拍子のボレロ。執拗に繰り返されるそのリズムは、 ロマン主義と対極にある
規則、規律、バランス、合理性、現実、何かに統率される息苦しさを表現する。
  1 Violin Solo (Tuyoshi Watanabe)
2 BOLERO overture (Akira Horikoshi)
3 The confusion of freedom and license(Session)
4 Solo with "Mars the bringer of War"(Holst)
5 BOLERO finale (Akira Horikoshi)
Scene 3 「Concerto 協奏曲」  ---浪漫主義---
  黒から白へ、月から太陽へ、狂気から正気へ、そして現実からロマンティシズムへ。
  1 Cello Solo (Udai Shika)
2 パガニ−ニの主題による狂詩曲 第18変奏 (Rachmaninoff)
3 Memory of・・・ (Akira Horikoshi)


■オブジェ名・コンセプト紹介
  *撒きちらされた時間(1993)
その一瞬を見つめる視線の脇からこぼれるものとは。
  *TORICOPTER(1993)
鳥のように空へ、その自由を得るために不可欠な事。
  *誘韻筆(指揮者)(1991)
オーケストラ指揮者のタクトは世界で一番シンプルな楽器。
  *風を数えて歩く(メトロノーム)(1996)
ポケットの中から昨日拾った風の尻尾が出て来た…。
  *瞬きの間にさえ(鏡の羽)(2000)
永遠の時間について考えることはその間に何回の瞬きをするのかを考えることと同じだろうか…?




SOLO-ist 「 WAR CRY 」 #05
2002年11月16日(金)20:00、17日(土)17:00 start
於: MACAU UNESCO
< GUEST >
Makoto Matsushima : Dance Performer
Raul de Jesus Saldana : Tibetan Lute ( Saragi )



 ■プログラム
 SCENE 1 「Pride 誇り」
チベット仏教の荘厳な響きが生を語り、激しく打ち鳴らされる鐘の乱打音が死を予感させる。
中央にはアジアの象徴である蓮のオブジェが浮かんでいる。
テーマは 「 PRIDE 」 。 それは ASIAN としての誇り。
  1.WA-BI ( drum solo )
2.Murmur Nuance ( ethnice bell solo )
3.プレガンシュール ( Composition by Akira Horikoshi,Masahiro Sugaya )
 SCENE 2 「Instinct 本能」
生きる事の儚さ、野に咲く花の慎ましさ、朽ち果てるものの美しさ、散り際の艶やかさ、
消える真際の エネルギー、死へのエクスタシー。
  [GUEST]
Makoto Matsushima : Dance Performer
Raul de Jesus Saldana : Tibetan Lute ( Saragi )
 

1.The Sword Dance ( Makoto & Raul )
刀は何も迷わず、ただ斬ることのみに存在する。
しかし、それを扱う人間は死を恐れ、決断に迷い、 運命を嘆き、自らを疑う。
剣術はそれらを振り払い、刀と一体になるための儀式のようなもの。
揺れ動く人の心と迷わず輝く真剣の対比を表現する。

2.War Cry ( Frame Drum with Raul )
やがてその研ぎすまされた心は一点を見つめ、闘いの魅力に打ち震え、雄叫びをあげる。
能楽の表現さながら、静の中の動を表現する。
微動だにしないその肉体から魂だけが抜け出し、 高揚してゆく様を表現。
怒れる鬼と化す。

3.Obsession ( Drum Solo with Makoto )
その時がやって来る。二人は向き合い、まるで愛し合うかのように見つめ合う。
痛い位に、 静かな時が永遠であるかのように流れてゆく 。
二人は美しくも悲しい闘いを始める。 二人はそれぞれの思いを舞い、歌う。
これ以上ない速さで、触れあい、また離れてゆく。
決して追い掛けず、ただひたすら自らの極限と戦う。
予定調和を遥かに超えた本能的な決断の中でのみあり得る共存。
考える間もなく感じあう。 二人は本当に愛しあったのかも知れない……。
肉体は儚くも崩れ、微かな吐息だけが響く。
そこには勝者はなく、敗者の美学だけが浮き彫りになる。
朽ち果ててゆくものの美しさ。
やがて確実に消えてゆく命の儚さ。
抜け殻となったその肉体は、優しく抱かれ永久へ導かれて行く。

 SCENE 3 「Memories 記憶」
全てが終わった時、一人だということに気付く。
そんなとき、人は記憶の旅を始める。
  1.Rhapsody on a Theme of PAGANINI ( Composition by Rachmaninov )
2.Memory of ……( Composition by Akira Horikoshi )



■Kinetic Installations Title
  1.Untie the Sound(2000)
2.Wind Drinker(2001)
3.Tandem Fun(2002)
4.Shadow of the Wind(1993)
5.Echo of the Shadow(2002)
6.Connecting the Sound of Star Twinkling(1990)
■Musical Instrument sponsored by :
  "CANOPUS"customized drum products company in Japan




AKIRA HORIKOSHI SOLO-ist #04
2002年11月8日(金) 於:西荻WENZスタジオ
< GUEST > 石間 秀機 ( Sitar / Guitar )


「 INDIA 」。 そこには遥か昔からこの国を清める大河がある。
それは精神的支柱であり、歴史を見守ってきた証人である。
礼拝をし、沐浴を繰り返す老人。罪を洗い清め、輪廻転生を願う信者。
洗ったサリーを風になびかせ、乾かす女達もいる。
彼等は皆、聖なる川ガンジスと共に生き、貧しいが力強い。
長い月日の中で彼等が求めたものは、
ただガンジスに抱かれ、 旅立つ事だけだった。

乾き切った心に落ちる一雫の希望 …… 「 SONG of INDIA 」。




 ■プログラム
 SCENE 1 「 Alive 生きる」
シタールとタブラによる午後のラ−ガ。
  1) (インド古典音楽)
 SCENE 2 「 Practice Asceticism 苦行」
天と地を結ぶ一筋の光、それを取り囲む5つの苦行
  1) First &Second KAYDA ( drum solo )
インドの打楽器、タブラのリズムパターンを言葉とドラムの掛け合いで表現。
2つのパターンのバリエーションを行います。
 
First Kayda ( Basic ) gina tita Dha ge naDha ti Dha ge na tin na gi na
kina tita Ta ke na Dha ti Dha ge na dhin na gi na
Second Kayda ( Basic ) Dha ge ti ri ki taDha- Dha-Dha ge ti ri ki ta
Ta ke ti ri ki taDha- Dha-Dha ge ti ri ki ta
  2) Rain ( ethnic bell solo )
3) プレガンシュール(曲:堀越 彰・菅谷昌弘)
4) The Ganges ( drum solo )
 SCENE 3 「 Awaken 目覚め」
クリシュナの目覚めを祈る民衆の声から始まるシーン3は、石間秀機氏とのセッション。
  1) Mishra Sindh Bhairavi (インド古典音楽)
2) Mishra Kafi (インド古典音楽)



■オブジェ名・コンセプト紹介
  *Untie the Sound 2000
「音をほどいて空気に溶かす」「一定でない時の流れを表わす時計台」
「時空間のはさみ」「時間の針で時間を編む」「音を空間に解放する」
  *Wind Drinker(or Windy Drunker) 2001
知らないうちにその話の途中に生えてきた芽と羽根について。
「昨日の話の続きはどこからすればいいですか?」
  *Tandem Fun 2002 (改題・前回では「風のこだま」Echo of the Wind)
水鏡に手を伸ばし、眼をつむる。指先が触れるとその答えが照り返される。
  *SHADOW OF THE WIND 1993 邦題「風影」
空を飛ぶ鳥の影は地上には届かず、風に映る。では風の影は何処に映るのか?
  *Echo of the Shadow 2002 (Newest Comer)――5基のユニット
光あるところには影を伴う。それらの影は律儀にいつも光の行き先を伺う、
いやしかし どこかで主役の座を窺っているのかも知れない。



AKIRA HORIKOSHI SOLO-ist #03
2002年4月3日(水) 於:西荻WENZスタジオ
< GUEST > 深町 純 ( Keyboard )



 ■プログラム
 SCENE 1 「 THE FOUR ELEMENTS 」(曲:堀越 彰)
全ての物質を生み出す4元素、地水火風を題材に作られた4曲のドラムソロ
  1) 「地」 豊かで厳しく偉大である命の源、大地。
   「地」は 固さと保持を意味をする。
2) 「水」 ひたひたと降る雨も、ゆっくりと流れ出す雪解けも、やがて大河へ、そして海へ。
   「水」は 湿潤と収集を意味する。
3) 「火」 猛々しく燃え盛る松明。原始の祭りはいつも炎を囲んでいた。
   「火」は 熱さと熟成を意味する。
4) 「風」 鳥は風に乗り遥か地球の裏側まで旅をする。
   「風」は 動きと生長を意味する。
 SCENE 2 「 POETRY 」
Sound Composition 菅谷昌弘の紡ぎ出す 時空間を超える音風景とのコラボレーション
  1) 「 POETRY 」(曲:菅谷昌弘)
2) 「 Memory of ……」(曲:堀越 彰、編曲:菅谷昌弘)
  「 rattvikspolska 」( Swedish Traditional Song )
 SCENE 3 「 DUO 」
ピアニスト深町純と、 二人の中の FOLK SONG (民謡)を見つけだす SESSION
  1) 「 A Folk Song 」(インプロビゼーション)
2) 「 Lonery Woman 」( 0rnette Coleman )



■オブジェ名・コンセプト紹介
1) 星のまたたく音をつなぎあわせて (蓮) 1991年
星の光は遥か長い時間を経てやってくる。
光と共に生まれた音たちはもっと遥かな旅をしている。
2) 誘韻筆 (指揮者) 1991年
オーケストラ指揮者のタクトは世界で一番シンプルな楽器。
それはどんな音色も奏でることが出来る。
3) そんな気がして(ピアニスト) 1990年
何故かふとした時に意識の中によぎる記憶がある。
その時々に感じる感覚は全て細胞に染み込んでいく。
4) 風を数えて歩く (メトロノーム) 1996年
ポケットの中から昨日拾った風の尻尾が出て来た……。
5) Wind Drinker ( Windy Drunker ) (鳥) 2001年
知らないうちにその話の途中に生えてきた芽と羽根について。
6) まばたきの間にさえ (鏡の羽)  2000年
永遠の時間について考えることは
その間に何回の瞬きをするのかを考えることと同じだろうか……?
7) 風のこだま(壁を打つ) 2002年 < the newest >
窓を開けたら幾つもの戯言がこぼれてきた。ゆっくりとひとつずつ順番に……。




AKIRA HORIKOSHI SOLO-ist #02
2001年10月22日(金)19:30開演 於:西荻WENZスタジオ

< GUEST > 金子飛鳥 ( Violin )



 ■プログラム
 1部 1.誘い IZANAI ( Drum Solo )
2.プレガンシュール(曲:堀越 彰・菅谷昌弘)
3.Murmur Nuance (グンデル Solo )
4.War Cry 〜鬨の声〜( Drum Solo )
 2部 1.静かなる暁(曲:金子飛鳥) with 金子飛鳥
 〜Dilmano Dilbero(ブルガリア民謡) with 金子飛鳥
2.Dance of Death(曲:金子飛鳥) with金子飛鳥
3.Who Knows(曲:金子飛鳥) with 金子飛鳥
4.パガニ−ニの主題による狂詩曲/第18変奏( Rachmaninov )
5.Memory of ……(曲:堀越 彰)



■オブジェ名・コンセプト紹介
 

*EVEN WHILE YOU BLINK 2000(まばたきのあいだにさえ)
光と影を主役にしたインスタレーション。
まばたきをする間にも時間は過ぎ、風景は変化する。
見逃すまいと見つめてしまうとかえって見えなくなってしまうものとは……

*KALEIDOSCAPE

こわれやすい記憶のリフレインを聴きながら……

*WIND DRINKER ( or WINDY DRUNKER )

昨日の話の続きはどこからすればいいのですか?

*THE OTHER SIDE OF THAT WINDOW (その窓の向こう側)

眼を閉じてゆっくりと眺めていたい

*KANON (追復曲)
いつの間にか忘れてしまったとしても




AKIRA HORIKOSHI SOLO-ist #01
2001年3月2日(金)19:30開演  於:西荻WENZスタジオ
< GUEST > 菊地成孔 ( Sax )



 ■プログラム
 1部 1.WA-BI
2.プラスティックの片足(曲:菅谷昌弘)
3.War Cry 〜鬨の声〜
4.Murmur Nuance ( Balaphone solo )
5.プレガンシュール(曲:堀越 彰・菅谷昌弘)
 2部 1.Gloomy Parade (曲:堀越 彰) with 菊地成孔
2.イギリス組曲5番/パスピエ( Bach ) with 菊地成孔
3.No Problem  with 菊地成孔
4.パガニ−ニの主題による狂詩曲/第18変奏( Rachmaninov )
5.Memory of …(曲:堀越 彰)



■オブジェ名・コンセプト紹介
  *EVEN WHILE YOU BLINK 2000(まばたきのあいだにさえ)
光と影を主役にしたインスタレーション。
まばたきをする間にも時間は過ぎ、風景は変化する。
見逃すまいと見つめてしまうとかえって見えなくなってしまうものとは……。
  *TORICOPTOR(トリコプター)
大昔鳥に憧れ、重力と戦い空への挑戦を繰り返した人たち。
彼等は空を飛ぶことよりも実は空の様に自由になりたかっただけではないだろうか?
  *UNTIL THE SOUND 2000
時計の針で時間を編む。音をほどいて空気に溶かす。
一定ではない時の流れをあらわす時計台。
羽の刃を持つ次空間の挟み。その音をほどく。
  *WIND MIRRORED ON THE MOON 1999(その月に映る風)
月も地球も回転しているのに私達にはその認識がなかなか持てない。
それに月はいつも地球に同じ面しか向けてはくれないのは何故だろうか。
月の横顔や裏側をみてみたい。
  *SHADOW OF THE WIND 1993(風影)
空を飛ぶ鳥の影は地上には届かず風に映る。では風の影は何処に映るのか?


Copyright(c) 2005 Akira Horikoshi. All Rights Reserved.
お問い合わせは info-horikoshi@mx1.ttcn.ne.jp まで。
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